エンタメ界では話題に事欠かない「不倫」。
昔、「不倫は文化」という名言!?・・・
いや、失言を発したことで猛バッシングを受けた芸能人もいましたね。
日本では倫理感や道徳心に違反することを忌み嫌う習性があり、特に他人の不倫に対しては容赦のなく非難・批判を受ける印象が強くあります。
以前、私が参加した異文化交流会の話題の中でこの状況が異常にうつる、という会話が飛び交っていたことから国によって「不倫」への認識に違いがあることがわかりました。
海外での不倫の文化はどのようなものなのか、認識の違いについてみていきたいと思います。
目次(選択で移動)
不倫の認識の違いは宗教の思想の違い!?
■キリスト教を信仰する国
”不倫は罪”ということを教わるため、幼い頃より不倫は罪だという意識が人々の間に根付いています。不倫行為は妻や子供たち家族への裏切り行為であるとともに神への裏切り行為、との認識がされているようです。
とはいえ、不倫が一切行われていないわけではないようです。
キリスト教徒の多いアメリカではチーターズという番組で不倫調査を行い、反撃を行うようなこともしていますし、不倫問題の訴訟事案も多いようです。
また、フランスやイタリアなどの西欧の国々では比較的、不倫に関しては寛大な考えをもっており、フランスの大統領が堂々と不倫をしている、なんてこともあるのです。
宗教的思想の観点からみるとNGではあるけれど社会的地位などに影響はなく、その人の人格や能力すべてが否定されるものではない、という考えが根幹にあるのでしょう。
■イスラム教を信仰する国
生命や財産を守ることが重要視されているため、家族の絆を引き裂く不倫はタブーと言われています。一部の地域では不倫をした者への処罰として石打の刑や鞭打ちの刑が適用されています。
中でもイランはイスラム法が国の法律なので、非常に厳しいです。
特に男尊女卑の意識は根強く、理不尽ともいえるような刑が執行されたこともあります。
以前、独身女性が男性に無理やりレイプされるという事件が起きました。
イスラム法では夫意外と性的関係をもつものは究極の悪なので、
レイプされた女性が死刑になり、レイプを行った男性は鞭打ちだけ、だったそうです。
この話を聞いて多くの人は理不尽であると感じるでしょう。私もこの話を聞いた時はショックでした。しかし、イランではそれが常識として根付いているのです。
■仏教を信仰する国
法律では禁止されていて不倫はいけない行為だという認識はあるものの、そこまで重要だとは考えていないことが多いです。そのため表沙汰にならないように不倫をする人は多く存在します。
中国では恋愛や結婚に対しての考え方がオープンになってきており、不倫や離婚率も上昇傾向にあります。都市部では愛がある不倫を容認するような考えもでてきているようですし、今後もさらに不倫は増えていくのかもしれませんね。
■ユダヤ教を信仰する国
戒律が極めて厳格であるため不倫行為は少ない傾向が見られます。
離婚大国とされるアメリカにおいてさえもユダヤ系アメリカ人に限って言えば離婚率は極めて低いようです。
■その他
「夫婦同権」の考えが強いフィンランドでは性交渉で得られる快楽はとても有意義な経験であると捉えられているため、実際に経験できる機会があれば積極的に追い求めることが許される社会となっています。
既婚男性の5人に1人は10人もの女性と不倫をしているという調査結果も出ているほど不倫行為は容認されている、とのことです。
不倫願望のある方にとってはまさに夢のような場所ですね。
日本での不倫を経験して見も心もズタボロになるくらいならフィンランドで新たな生活を始めるというのもありなのではないでしょうか。
まとめ
世界には色んな宗教観を持った人がいて色んな国の考え方があります。
「不倫」に関しても同様のようですね。
日本では「不倫」に対する世間の風当たりが強い、との認識でしたが宗教・文化的に見ると比較的不倫のしやすい国なのかもしれません。